民家再生物語〜飛騨の国から(3)

民家の下見に行く 11月25日~26日 (友人との往復書簡より) by 久保隆一 今回の話の舞台となる民家 民家からの眺望(乗鞍) 美術予備校時代からの友人の依頼で、高山に行ってきました。依頼の内容は、「民家を借りてリフォームを行い、そこで暮らしたい、それが可能かどうか民家を見て欲しい。」と、言うものです。...

民家再生物語〜飛騨の国から(2)

民家再生への楽しみと不安 (友人との往復書簡より) by 大竹 私は、早速二人の友人にメールを送った、「私、民家を見つけた!」と。 二人とも、 高校は違うが美術予備校で出逢い、同じ夢を持った友人だ。高校時代の思いはピュアで、今思えばスゴク気持ちが良かった。私は大学でその夢からはドロップアウトし、あっちこっちと進んだが、二人ともそのまま建築の仕事につく人となった。 もちろん、その一人が綜合建設の久保社長だ。...

民家再生物語〜飛騨の国から(1)

私、民家を見つけた! (友人との往復書簡より) by 大竹 ずーと借家を探していた。今のアパートより大きい一軒家で良かった。それだけが希望で探していたが、この町では見つけられなかった。 「借家を探しています。何かあったら教えて下さい」 と誰彼となく声を掛けた。その頃私は保険の代理店として独立し、顔見知りなった人間も増えていた。...

面戸・本堂修復工事

面戸(めんど): 簡単に説明すると瓦と瓦の間、軒先と瓦の間。 瓦よりも劣化の早いこの部分を修復しています。 上の写真で、瓦と瓦の間の黒く見える部分です。 職人さんが、黒い漆喰を小さな鏝を使い、 丁寧に丁寧に、隙間を埋めていきます。 大きな本堂は、小さな道具で、コツコツと...

文庫蔵移築再生工事・竣工

11月8日、北越谷・文庫蔵移築再生工事の 竣工式が行われました。 8月に建物を引き渡した後、お客様ご自身で 見事に外構を完成させ、今日を迎えました。 見学会と設計者による記念講演が行われ、 その後、奥様の美味しい手作り料理で 和やかに親睦パーティー。 施主の安田様や私が卒業した 「民家の学校」の同窓生による長唄や サックスの演奏などがあり、 やがて、ちょっとした同窓会のようになり、 大変楽しい時間を過ごしました。 お客様自らが立ち上げたブログもご覧ください。 文庫蔵移築再生 明治20年代に建築された蔵を解体して埼玉に移築します。...