川口の民家

日本民家再生協会の登録事業者として、 埼玉県川口市にある築約170年の民家を担当しています。 昭和初期に一部改築されているのですが、それがまたレトロで 良い雰囲気をこの民家に与えています。 残念ながら現地再生を断念、協会の民家バンクへ登録し 新たな活用手を探しています。 先日の日曜日、協会の「民家の学校」の授業が行われ、 11期の生徒さん約30名の来訪を受けました。 ひととおり見学し・・・ ご当主達に、この家にまつわる歴史的なお話を聞きました。 夏は涼しいけれども冬はとても寒い、という体感から...

天然乾燥木材

2月8日(月)、群馬県みどり市東町へ行ってきました。 杉並区で始まった「国産木材の家・K邸」、 室内に見えてくる梁があり、それならば色つやの良い 天然乾燥材を活用しようと、シャロムの森を訪ねました。 わたらせ渓谷鉄道の沢入(そうり)駅は雪の中、 木材が搬出できるかちょっと心配です。 沢入駅から30分ほど山を登るとシャロムの森、 ここに天然乾燥木材がストックされています。 雪も心配したほどではなく、 無事に梁材を搬出することが出来ました。 シャロムの森はこちら http://shalomnet.net/...

国産木材の家・N邸 竣工

昨日、国産木材の家・N邸の完成引渡を行いました。 約7ヶ月に及ぶ工事が無事に終わり、 建物がお客様の元へ、感慨無量の瞬間です。 5月の解体から始まり、お客様と共に木材の産地訪問、 その材を皆既日食の日に建て方をし、上棟。 大工工事、左官工事を経て、行政検査、社内検査、 設計事務所検査、施主検査の末のお引き渡しです。 上の写真、床はサワラ、柱が杉、梁が松、すべて国産木材です。 そして壁は、珪藻土。障子は旧家屋のものを再利用しています。 再利用は、この住宅の特徴、下の写真は、 築50年の旧家屋和室を丁寧に解体し、新築家屋の中に...

国産木材の家・N邸

長野県から構造材を仕入れたN邸、いよいよ左官工事に 入りました。 内部の壁は漆喰と珪藻土です。 今回の住宅は柱と梁が内部へ見える「真壁工法」、 日本の伝統的な形式です。 左官壁は基本的に「鏝むら」が出てはいけないので、 写真のようにライトを真横からあて、確かめながら作業をしています。 上の写真のように、柱や梁と壁の接点、「ちり」がいかに真っ直ぐに 通っているかが、職方の腕の見せ所。 小さな鏝を使って丁寧に仕上げます。 下の写真は鏝の数々、場所と状況によって使い分けます。 どれもきれいに磨き上げられています。...

国産木材の家

完成した国産木材の家を一部公開です。 ペレットストーブのあるリビング シャロム材のテーブルとリビング 和室、旧家屋の障子を転用 天井の高い寝室...