by SO-GO | 2012年5月22日 | ブログ
ゴールデンウィークを挟み、あっという間に一ヶ月が過ぎてしまいました。 後追いですが、お地蔵様の続きです。 屋根、木口塗装も完了し、金物・唄(ばい)も上の写真のように取付け、 建築工事は完了したのですが、日本建築には大事な工事が残っています。 植木職の登場です(彼も30代ですが良い仕事をしてくれます)。 建物と周囲の環境(風土)を繋ぐ、石組み、植栽、小さくても、ささやかでも、 それらがあってこその日本建築だと考えています。 最初の写真と比べてみてください、建物だけでは成り立たないのが、 解っていただけると思います。...
by SO-GO | 2012年4月17日 | ブログ
さて、大工さんが終わると屋根工事です。今回は銅板葺き。 そうなると協力していただくのは(株)小野工業所。 小さな屋根でもしっかり、摑み込みの一文字葺きで葺いていただきました。 仕事中の職人さんは本当に良い表情ですね。...
by SO-GO | 2012年4月11日 | ブログ
大工さんが手にしているのが、小森谷さんの杉材です。 縱材と横材の間に落とし込み、長手方向の揺れに強くします。 組み上がるとこのようになります。天然乾燥材ですから、木目もきれいですね。 木と木をつなぐ技、継手といいます。穴の空いているところへ栓を入れ がっちり固めると、抜けません。 大工工事も残りあとわずか、垂木の取付です。...
by SO-GO | 2012年4月3日 | ブログ
地元のお客様の庭にお地蔵様、その屋根を作り直している。 小さいながらも肘木や斗升で屋根を支え、足元は貫工法で固めます。 もちろん材料は国産の桧と杉。素性の良いものをそろえることが出来ました。 棟梁は30代、仲間二人とうれしそうに作業を進める。 真剣な良い表情で鑿を使っていますね。 そして、綜合建設の秘蔵材、群馬の林業家・小森谷さんの杉板登場! 林業体験...
by SO-GO | 2011年2月22日 | ブログ
「日本建築研鑚会」、2月は金沢講座です。 今回のテーマは「加賀百万石・金沢数寄屋の雅にふれる」 金沢は兼六園を団体旅行で見た程度、建物は初対面。 東京、京都と研鑚会で訪ね、それらとどのように異なるのか、 興味津々で出かけました。 まず最初に訪れたのは、松声庵という明治初年の茶室。 空間をじっくり体感し、今回は採寸も出来ました。 美しいなと感じたものを「なぜ?」という気持ちで採寸しておくと 仕事に役立ちます。 畳を採寸して「あれ?」京間ではありません、 地理的にも歴史的にも金沢の建物は京間寸法で出来ているものと...