祝・開店・シェ トモ

文庫蔵移築再生工事として、お伝えしていた 建物の1階に、施主ご家族のレストランが 3月9日、開店いたしました。 写真は前日のレセプションの様子、 シェフであるご長男から、コンセプトなどの 説明がありました。 野菜ソムリエでもあるシェフが、野菜をテーマに 日々の仕入れを重視した料理を提供します。 どのお皿も、手が込んでいて、素材の味が 際だち、野菜中心でありながら、 物足りなさを感じさせません。 オリジナルの器も凝っています。 2階のギャラリーでは、「池田満寿夫 展」が 充実した内容で開かれています。...

文庫蔵移築再生工事・竣工

11月8日、北越谷・文庫蔵移築再生工事の 竣工式が行われました。 8月に建物を引き渡した後、お客様ご自身で 見事に外構を完成させ、今日を迎えました。 見学会と設計者による記念講演が行われ、 その後、奥様の美味しい手作り料理で 和やかに親睦パーティー。 施主の安田様や私が卒業した 「民家の学校」の同窓生による長唄や サックスの演奏などがあり、 やがて、ちょっとした同窓会のようになり、 大変楽しい時間を過ごしました。 お客様自らが立ち上げたブログもご覧ください。 文庫蔵移築再生 明治20年代に建築された蔵を解体して埼玉に移築します。...

文庫蔵移築再生工事

2月から始めた文庫蔵移築再生工事。 やっと足場が取れて、まもなく完成です。 普通の住宅地に突然現れた民家! 皆さん立ち止まり、興味深げに見あげていきます。 今回はお施主様のセルフビルドの部分があり、 ゆっくりとしたペースで進んでいますが、 この蔵が過ごしてきた時間を考えると1200分の 5ヶ月に過ぎません。 さらにこの地で100年過ごすのであれば、 納得のいく工事を時間をかけて行うのも すてきな、贅沢なことです。 上の写真は、2階のギャラリーになる部分です。 完成が楽しみです。 お客様自らが立ち上げたブログも ご覧ください。...

文庫蔵 上棟

先週、文庫蔵の上棟式を行いました。 建物のふるさと、山形の大工さん達による 式次第に則り、厳かに執り行われました。 屋根の上に祭壇をまつり、破魔矢と五色の布を 飾り立て、棟梁を筆頭に御施主様、設計者、 施工者の順に拝礼をし、最後にお供え物の お餅をまきます。 ここまでの上棟式は、都心ではもはや無く、 簡略化された形で行うのですが、 失った儀式の原型に触れ、感動し、 この屋の無事完成と幾久しくこの土地に 建物が根付き、繁栄することを強く願いました。 お客様自らが立ち上げたブログも ご覧ください。 文庫蔵移築再生...

文庫蔵移築再生工事

いよいよ建て方が始まりました。 山形よりやって来た およそ100年前の 部材達が、組み立てられていきます。 ここでまた新たな生命を宿し、 レストランとして生まれ変わります。 一週間ほど前には、建具(扉)の再利用を 御施主様、設計の先生を交え、検討しました。 今回の建物のために、御施主様自ら骨董店を 廻り集められたものです。 そこに価値を見いだせなければ、 只の古い木材や建具ですが、木の強度は 100年や200年では失われません。 再生することにより、 古き良きものは、生き続けることができます。 お客様自らが立ち上げたブログも...