
杉並区でアパートやマンションを経営されているオーナー様、「所有物件が古くなり、空室が目立ってきた」「高齢の入居者が安心して暮らせる設備を整えたい」といったお悩みはありませんか?
杉並区では、賃貸住宅のバリアフリー化を支援する「高齢者等賃貸住宅改修助成事業」を実施しています。この制度を賢く利用すれば、最大100万円の助成を受けながら物件の価値を高めることが可能です。
今回は、本助成金の対象工事や条件、手続きの流れを分かりやすくご紹介します。
1. 高齢者等賃貸住宅改修助成事業とは?
この事業は、オーナー様が所有するアパート等のバリアフリー改修を行う際、その費用の一部を区が助成する制度です。高齢者や障害者の方が住み慣れた地域で安心して暮らせる住環境を整備し、民間賃貸住宅への入居を支援することを目的としています。
制度の特徴
- 賃貸住宅所有者(オーナー様)が対象
- 助成額:工事費用の50%
- 上限額:100万円
- 対象:10万円以上(税抜き)の改修工事
2. 助成金額と計算方法
助成金額
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象工事 | 10万円以上(税抜き)の改修工事 |
| 助成率 | 工事費用の50% |
| 上限額 | 100万円 |
助成金額の計算例
例:バリアフリー改修工事(総工事費150万円の場合)
| 工事費用(税抜) | 1,500,000円 |
| 50%の計算額 | 750,000円 |
| 実際の助成金 | 750,000円 |
| 実質自己負担 | 750,000円 |
例:大規模改修工事(総工事費250万円の場合)
| 工事費用(税抜) | 2,500,000円 |
| 50%の計算額 | 1,250,000円 |
| 実際の助成金(上限適用) | 1,000,000円 |
| 実質自己負担 | 1,500,000円 |
※上限100万円のため、計算額125万円ではなく100万円が助成されます
3. 対象となる工事内容
この助成金は、以下のようなバリアフリー化工事が対象となります。
主な対象工事
| 工事種別 | 具体例 |
|---|---|
| 手すりの取り付け | 廊下、階段、トイレ、浴室などへの手すり設置 |
| 段差の解消 | つまづき防止のための段差解消工事 |
| 床・通路材の変更 | 滑りにくい素材への変更など |
| 扉の取り替え | 開き戸から引き戸への変更など |
| 水回りの改修 |
|
| 緊急通報装置の設置 | 高齢者の安全確保のための装置 |
4. 利用できる方の条件
オーナー様(申請者)の条件
- 杉並区内に賃貸住宅または空き家を所有している方
- 特別区民税(または市町村民税)を滞納していないこと
- 現在、この助成を受けていないこと(同一年度内の利用は1回限り)
対象となる建物の条件
- 昭和56年6月1日以降に着工したもの(新耐震基準)
- 床面積が原則16平方メートル以上
- 杉並区内に所在する賃貸住宅または空き家
5. 重要な入居者条件と10年間の義務
【重要】入居者に関する条件
本制度を利用する場合、以下の条件を守る必要があります。
1. 改修後の最初の入居者
改修後の最初の入居者は、高齢者(65歳以上)または障害者世帯であること。
2. 10年間の継続義務
改修完了後、10年間は高齢者または障害者世帯を入居させる必要があります。
3. 家賃の設定
入居者の家賃は、改修前と同額以下にする必要があります。改修を理由とした家賃の値上げはできません。
⚠️ 10年間の義務について
この10年間の義務は、助成金を受け取る上での重要な条件です。期間中に一般世帯に賃貸した場合や、家賃を値上げした場合は、助成金の返還を求められる可能性があります。
6. 申請から助成金受取までの流れ
【最重要】必ず工事着手前に相談・申請を!
助成金を受け取るためには、必ず工事着手前に相談・申請を行う必要があります。工事着手後の申請は受け付けられません。
申請の流れ
- 事前相談
見積書や図面を持ち、杉並区役所の住宅課へ相談します
- 助成申請
必要書類を揃えて申し込みます
- 審査・決定
約2〜3週間で「助成決定通知」が届きます
- 工事着工
通知を受けてから工事を開始します
- 完了報告・検査
工事終了後、区の担当者による完了検査を受けます
- 助成金請求
手続き後、約1〜2ヶ月で指定口座に振り込まれます
7. 必要書類
申請時の主な必要書類
- 助成申請書
- 建物の登記事項証明書
- 納税証明書(特別区民税の滞納がないことを証明)
- 工事見積書
- 改修工事の図面(平面図、立面図など)
- 改修前の写真
- 建築確認済証の写し(昭和56年6月以降着工の証明)
- その他区が指定する書類
完了報告時の追加書類
- 工事完了報告書
- 領収書の写し
- 改修後の写真
- その他区が指定する書類
よくある質問
Q1. 空き家でも申請できますか?
A. はい、空き家も対象となります。改修後に高齢者または障害者世帯に賃貸することが条件です。空室対策としても有効に活用できます。
Q2. 10年間の義務がありますが、途中で入居者が退去した場合はどうなりますか?
A. 退去した場合は、次の入居者も高齢者または障害者世帯である必要があります。10年間はこの条件を満たす入居者を募集し続ける義務があります。
Q3. 複数の部屋を同時に改修する場合、すべて助成対象になりますか?
A. 同一年度内の利用は1回限りですが、複数の部屋をまとめて改修することは可能です。ただし、助成金の上限は合計で100万円までです。
Q4. 昭和56年5月以前に建築された物件は対象外ですか?
A. はい、この制度は新耐震基準(昭和56年6月1日以降着工)の建物が対象です。旧耐震基準の建物は原則として対象外となります。
Q5. 家賃を改修前より下げることはできますか?
A. はい、可能です。条件は「改修前と同額以下」ですので、下げることは問題ありません。ただし、10年間は値上げできません。
Q6. 改修後、すぐに入居者が見つからない場合はどうなりますか?
A. 改修完了後、一定期間内に高齢者または障害者世帯の入居者を見つける必要があります。詳しい期限については、事前相談時に区役所にご確認ください。
Q7. この助成金は他の補助金と併用できますか?
A. 他の補助金制度との併用については、各制度の条件によります。詳しくは区役所または当社にご相談ください。
Q8. 申請から工事完了、助成金受取までどのくらいの期間がかかりますか?
A. 申請から助成決定まで約2〜3週間、工事期間、完了検査を経て、助成金振込まで約1〜2ヶ月です。全体で3〜6ヶ月程度を見込んでおくとよいでしょう。
まとめ
杉並区の「高齢者等賃貸住宅改修助成事業」を活用すれば、物件のバリアフリー化を進めながら、入居者の安全性向上と長期的な空室対策を実現できます。
制度のポイント
- 助成額:工事費の50%、上限100万円
- 対象:杉並区内の賃貸住宅所有者(オーナー様)
- 対象工事:10万円以上(税抜き)のバリアフリー改修
- 建物条件:昭和56年6月以降着工、床面積16㎡以上
- 【重要】改修後は高齢者・障害者世帯に10年間賃貸する義務
- 【重要】家賃は改修前と同額以下に設定
- 【最重要】工事着手前の事前相談・申請が必須
- 審査期間:約2〜3週間
- 助成金振込:完了検査後約1〜2ヶ月
- 同一年度内の利用は1回限り
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※本記事の情報は現在の制度内容に基づいています。最新の詳細については、杉並区役所 住宅課または当社へお問い合わせください。
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