如月から弥生へ

2月もあっという間に終わろうとし、まもなく桃の節句、 事務所の応接コーナーに「おひな様」を飾りました。 敷物は東京松屋の「江戸からかみ」、 50年かけて復興された美しい江戸文化をお客様にお伝えしたくて、 襖を新調、張り替えの時には「江戸からかみ」を必ずご案内します。 詳しくはこちら 東京松屋 http://www.tokyomatsuya.co.jp/ 2月の初旬には、今年も中学2年生が職場体験にやってきました。 今年は女子生徒さんも、鋸や鑿に挑戦! 椅子をつくりました。...

職場体験・2日目

二日目の今日は、昨日制作した棚を仕上げます。 まずは台鉋で面取りをし、ペーパーで小口を整えて、 仕上げの塗装は、柿渋・松煙・弁柄を使う古色仕上げです。 柿渋の臭いの印象を聞くと、「お酒みたい」。 確かに柿渋も発酵材。味噌・酒・醤油、 日本の生活には、醸されたものが欠かせませんね。 さあ、丁寧に塗装しましょう。二人とも真剣な良い顔です。 二日がかりで、大工の伝統道具を利用し、伝統的な塗装を施した 世界で一つだけのものが、できあがりました。 現場から帰った棟梁と記念撮影、棟梁は照れて「怖い顔」しています。...

中学生の職場体験

すっかり冬の恒例行事となった中学2年生の職場体験、 受け入れ続けて14年になろうとしている。 体験メニューも14回の中で確立されてきました。墨壷、曲尺、鋸に蚤、 伝統工具を使用した木工作業が1日目の課題、 もちろん杉・檜、日本の木を使い、棟梁が指導に当たります。 今回の生徒さんは、偶然に二人とも施主のお子さん! 当社施工の家に住んでいる子供達が、当社を体験先に選んでくれたのは、 とてもうれしいことです。 タオル鉢巻きに鉛筆を差すスタイルで、大工気分も盛り上がり、 非日常の体験スイッチが入ります。...

職場体験

あっという間に2週間がたってしまいましたが、今年も1月30日、31日に 地元中学2年生の職場体験を行いました。 まずは、棟梁の指導で木工作、鋸、ノミ、鉋、手道具を使ってもらいます。 そして柿渋、松煙、弁柄、伝統材料で塗装です。 立派に完成し、ご満悦な二人、ものづくりの楽しさが少しは伝わったかな? 今年は大工さんと左官屋さんの息子さん。 お父さんには、後を継ぐなと言われているそうだ。 建築を取りまく厳しさを考えての親御さんの意見だと感じ入る。...

中学生・キャリア教育

2月と言えば、我が社では立春の頃に中学生がやってくる。 2000年からはじめて11年目の職場体験、今年はこのお二人です。 一日目は大工の親方の指導で、鋸・鉋・鑿などの手道具を使い 家具の作成。 2月3日だったので、豆まきをしていただく、「ぉ・・・・」ちっちゃい声、 恥ずかしいよね、でもだんだん元気も出てきて、 しっかり邪気を祓っていただきました。 2日目は、昨日拵えた箱に柿渋・弁柄・松煙で着色。 そして現場見学、 昨日お世話になった親方にインタビュー。 中学生「どんな人がこの仕事に向いていますか?」...