by SO-GO | 2012年4月3日 | ブログ
地元のお客様の庭にお地蔵様、その屋根を作り直している。 小さいながらも肘木や斗升で屋根を支え、足元は貫工法で固めます。 もちろん材料は国産の桧と杉。素性の良いものをそろえることが出来ました。 棟梁は30代、仲間二人とうれしそうに作業を進める。 真剣な良い表情で鑿を使っていますね。 そして、綜合建設の秘蔵材、群馬の林業家・小森谷さんの杉板登場! 林業体験...
by SO-GO | 2010年4月30日 | ブログ
4月25日(日) 日本建築研鑽会の幹事メンバーU-50で 日光東照宮平成大修理現場へ行きました。 一般公開されていない現場を見学することが出来ました。 上の写真は、拝殿正面、龍の彫刻です。 東照宮と言えば建築彫刻で有名ですが、 間近で見る大きさにまず圧倒、奥に写る人と比較してください。 大きさだけではなく、今にも動きだしそうな彫刻の完成度に感動! 彫刻の修理工房も見学してきました。 まず下絵を起こし、研究確認し、彫刻へ彩色を施すそうです。 職人さんは、地元近くの方達だそうで、江戸期の創建から...
by SO-GO | 2010年4月28日 | ブログ
「日本建築研鑽会」がいよいよ始まりました。 当社が加入するNPO日本民家再生協会の登録事業者、 その若手組織U-50が立ち上げた「連続勉強会」です。 その組織の一員として、第一回目の東京講座の幹事を務めました。 通常の建築勉強会は、東京など場所を固定して行うのですが、 今回は、全国組織のNPOの利点を生かし、全国を廻り、 各地の建築を支える技術や美意識の違いを探っていきます。 第1回目の東京講座は「東京らしさ」を表現する建築はと考え、 近代数寄屋の巨匠・吉田五十八先生の流れを受け継ぐ 板垣 元彬先生に講師をお願いいたしました。...
by SO-GO | 2009年12月17日 | ブログ
昨日、国産木材の家・N邸の完成引渡を行いました。 約7ヶ月に及ぶ工事が無事に終わり、 建物がお客様の元へ、感慨無量の瞬間です。 5月の解体から始まり、お客様と共に木材の産地訪問、 その材を皆既日食の日に建て方をし、上棟。 大工工事、左官工事を経て、行政検査、社内検査、 設計事務所検査、施主検査の末のお引き渡しです。 上の写真、床はサワラ、柱が杉、梁が松、すべて国産木材です。 そして壁は、珪藻土。障子は旧家屋のものを再利用しています。 再利用は、この住宅の特徴、下の写真は、 築50年の旧家屋和室を丁寧に解体し、新築家屋の中に...
by SO-GO | 2009年5月21日 | ブログ
住宅の解体作業中です。 機械でつぶさずに、手作業で分解しています。 なぜ? 写真は床の間ですが、床柱や違い棚などの 部材を新しい家に 転用(リサイクル)するためです。 今回の計画では、 障子などの建具も再利用します。 すべてを新しい材料で作らずに、永年住み続け た家の一部を歴史と共に移築します。 天井裏に、御幣が残っていました。 これを降ろすと、 上棟時の記録を見ることが出来ます。 屋根の下地は、杉の表面に近い部分を使用し、 その上に杉皮を敷いています。 一本の杉を無駄なく使用していた先人の知恵、...