Eーディフェンス

1月20日 兵庫県にあるEーディフェンスで行われた。 伝統建築実大振動実験へ行ってきました。 上写真の強大な建物は、その実験棟。 この中に実物大の木造住宅を入れ、実際に揺らします。 下が内部写真です。 プレートの上に乗っているのが実験体になる 伝統工法で作られた木造2階建て住宅。約11m×7mの2階建て 東京ですと大きめの木造家屋ですが、小さく見えますね、 それほどE-ディフェンスは巨大です。 現在、主流になっている木造は在来工法。 強固な壁で地震力に対応しようという考え方で作ります。 伝統木構造は、しなやかに揺れて地震に対応する...

新年 おめでとうございます

1月12日、2011年も本格的に始動、 今年も日本の木と伝統を生かした家づくりに取り組みます。 昨年同様、本年もよろしくお願いいたします。 さて、10日の祝日、名残のお正月気分を楽しもうと、 東京国立博物館へ行ってきました。 本館リニューアル特別展示の風神・雷神に初詣です。 さすがに、なかなかの迫力! でも、残念なのはライティング。 強いライトでフラットに均等に照らされていました。 これでは、金箔を使った日本絵画の魅力は引き出せません。 この絵画が成立した江戸時代の室内光は、 障子ごしの日光かロウソクなどの灯火であるはずです。...

日本建築研鑽会・飛騨市講座

日本各地を訪ね、見て、聞いて、体感し、日本建築を学ぶ 「日本建築研鑚会」第4回は、飛騨市宮川町へ 今回は、鉞(まさかり)や釿(ちょうな)など、古くから伝わる木を加工 する道具を復元し、使用し、未来へつなげる活動をしている 若き杣(そま)職人、荒木昌平さんを訪ねました。 上の写真は、リンという台の上で、鉞で丸太を角材にしている 荒木さんです。 各地には、ほんとにいろいろな活動をされている人がいます。 荒木さんはまだ20代、頼もしい限りです。 山から下りて、荒木さんの作業場で、受講者の皆さんが...

日本建築研鑽会・木曾講座

6月12日~13日、長野県は木曾の奈良井宿に行ってきました。 4月にお伝えした全国を巡回する連続勉強会、日本建築研鑚会 第2回目、木曾講座の受講のためです。 学生時代、スキー部の合宿で北信に4ヶ月暮らしていましたが、 このあたりは初めて、江戸中山道の面影が残る街並みです。 今回のテーマは、漆と建築・木曾ひのきです。 奈良井宿から一駅戻った平沢は、 テーブルや建築などの大物の漆塗が特色の町です。 まずは、金閣寺の修復工事にたずさわった「かどや漆器店」へ 山車の車輪を見ながら、工程の説明を受けます。...

鏡開き

新年 おめでとうございます あっという間に鏡開きも明け、1月12日。 おとそ気分もやっと抜け 2010年も本格始動です。 写真は当社の鏡餅。 退職された鳶の親方に、今も飾り付けをお願いしています。 この親方は、若い頃日本各地を渡り歩いた経歴を持っていて この飾り付けは、浅草あたりで覚えたそうです。 これもひとつの伝統技術。...