宮崎

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6月24日(火)に宮崎まで杉材を見に行きました。
同じ杉でも関東のものとは異なり、
初期成長が早く、年輪がきれいな同心円と
なっていることから、山の傾斜も緩いのかなと
「木が大好き」には興味が尽きません。
まもなく着工する住宅で、
国産材を扱う「木童」の構造材を使用するのです
が、その材料は、宮崎の山林から切り出され、
製材され、プレカットされ、東京まで運ばれます。
「なぜ宮崎から?」と言う疑問があったのですが、
その答えを見付ける旅となりました。
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訪問した都城木材(株)は、東京近郊では見られ
ない規模を誇り、蓄積された材料、人工乾燥の
釜数も多く、乾燥技術も洗練されています。
兵庫県に本社を持つ木童とは10年来の
おつきあいだそうです。
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また 大切な木材を無駄にしないように
杭などの加工品を作るなど、木に対する愛情が
感じられました。
こんなに優れた製材所が、なぜ東京の新木場
あたりに無いのか?
川上からの木材流通を断ち切り、
海からの流通=外国産材に依存した東京の
姿が浮かび上がります。
宮崎には、国産材の流通経路が生きていました。
都城木材(株)がある宮崎の木造住宅関係者は
幸せです。東京、せめて関東に無いものかと
強く思いました。
最後になりましたが、今回の訪問でお世話に
なった皆様に心から感謝いたします。


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